タイのデジタルノマドビザ申請方法!必要書類や条件は?

Hikaru Osaka

タイはデジタルノマドにとって人気の国です。温かい気候、多様な食事、物価の安さ、コスパの良さ、緑豊かな自然やビーチと都市の両方を楽しめる住みやすい場所として知られています。

魅力たっぷりのタイでリモートワークをしながら生活してみたい。そんな希望を叶えてくれるのはデジタルノマドビザです。本記事では、タイのデジタルノマドビザの申請方法から必要書類、おすすめの都市やコワーキングスペースまでをご紹介します。Wise(ワイズ)アカウントを持つメリットについても説明しています。

Wiseアカウントについて 💡

目次 🔖

タイのデジタルノマドビザについて

タイは、旅行やワーケーションで渡航する人が多く、日本に次いでタイがリピート率の高い国であるということが明らかになっています。Adogaの調査ではリピート率が46%!

2024年7月15日、ついにタイ政府は長期滞在したい人に向けて、デジタルノマドビザ「Destination Thailand Visa」を発行しました。対象者や申請料金は以下の通りです。¹

対象者:

  • タイでリモートワークをするフリーランスやデジタルノマド
  • タイの文化活動(ムエタイ、タイ料理学習、研修、セミナー、医療治療、音楽活動)などに参加する人
  • DTVビザ保有者の配偶者や子ども

ビザの有効期限: 発行日から5年間有効

入国回数: 制限なし

滞在可能期間: 1回の入国につき180日間。タイ入国管理局でさらに180日の延長申請が可能(1回のみ)

申請料金: ¥52000(ビザ申請料の支払い方法は、e-Visa上でVisaまたはMaster Cardのクレジットカード決済のみ)

タイのデジタルノマドビザの申請方法・必要書類

タイデジタルノマドビザを申請する際の流れは以下になります。

  1. 申請条件の確認
  2. 必要書類の準備
  3. オンライン申請
  4. 書類審査
  5. 面接
  6. ビザの発行

①審査条件の確認

  • タイ国外の企業に雇用され、リモートで働くことが決まっている
  • 自営業ならタイ国外に自社があること
  • 月収が約100,000バーツ(約45万円)以上であること
  • タイで有効な健康保険に加入していること

②必要書類の準備²

  • パスポートまたは渡航書面のバイオデータ
  • パスポートは有効期限が6ヶ月以上あるもの
  • 査証欄の余白部分が2ページ以上あるもの³
  • カラーの証明写真1枚(縦4.5cm x 横3.5cm、6ヶ月以内に撮影)
  • 申請書(Application for Visa)
  • タイでの滞在場所を示す書類(マイナンバーカード、運転免許証、航空チケット等のいずれか一つ)
  • 500,000バーツ(約250万円)以上の預金残高証明書(申請者名義またはDTVビザ保有者名義利用可)
  • 雇用契約書、業務委託契約書、確定申告のコピー、納税証明書、プロフェッショナルポートフォリオのいずれか1つ。

③オンライン申請

ビザ申請センターのWebサイトからオンライン申請を行います。『e-Visa』はタイ政府のオンライン申請システムであり、DTV含むその他のビザ申請窓口になります。(thaievisa.go.thにアクセスしてください。)こちらで必要書類をアップロードし、申請手数料を支払う必要があります。

④書類審査

タイの移民局による審査を待ちます。書類不備がなければ、申請日を含む3営業日後に受領することが可能です。¹ 不備などがある場合、審査に数週間かかることもあります。

⑤面接

タイの大使館または領事館で面接が必要なケースもあります。面接では申請内容に加え、滞在中の計画について質問されるかもしれません。不安な場合は、面接時にPCやポートフォリオを持参して内容を説明しましょう。想定質問に備えて、勤務形態を正しく伝えることが重要です。

⑥ビザの発行

DTVの申請が承認されると、ビザの発行に移ります。ビザはパスポートに貼付されるので、タイに入国できるようになります。

デジタルノマドビザ申請においての注意点

上記の必要書類は、日本国籍の人に向けた内容です。日本国籍以外の人で日本に在住の場合は、在留カードと追加の証明写真が3~4枚必要になります。それぞれ大使館や領事館のサイトで確認してから必要書類を提出しましょう。

書類の抜け漏れや間違いがあれば、その分審査が長くなります。急いで取得したい人なら特に慎重に書類を記入しましょう。

オンライン申請を使わず、大使館に来館する場合、必ず『VABO』の事前予約を行ってください。 また、ビザの申請料は返金できないのでご注意ください。

タイでのデジタルノマドおすすめの都市

1. チェンマイ

タイでのデジタルノマドにおすすめのチェンマイについての画像

アジアの中でトップの人気を誇るタイの第二都市チェンマイ。シンガポールを凌ぎ、東南アジアで最も信頼できる安全な都市ランキング1位(2025年)に選ばれています。 タイ北部に位置する田園に囲まれた緑が多い地域で、美しい寺院が多くあります。

フリーWiFiや電源が使えるコワーキングスペースやカフェ、コリビング(コワーキングオフィス付きのホテル)が充実しており、世界中からデジタルノマドがやってくるため、コミュニティを見つけて交流しやすいのでおすすめ。家賃・生活費の物価も比較的安く、長期で住みやすいとの評判です。

2. バンコク

タイでのデジタルノマドにおすすめのバンコクについての画像

タイの首都バンコクは、高層ビルが立ち並び、巨大なショッピングモールから活気あるナイトマーケットまで楽しむことができます。便利なMRT(地下鉄)やBTS(高架鉄道)が通っており、タクシー、シャトルバス、Grabなど交通手段が多いのも嬉しいポイント。電車の切符含め、交通費は比較的安めです。

コワーキングスペースや電源カフェが豊富で、安宿も数多くあります。カオサン通りやスクンビットには安い宿もあり、ドミトリーなら1000円前後で滞在できます。コンドミニアムを借りるなら月4万円〜7万円で快適な部屋を借りることができます。

3. パンガン島

タイでのデジタルノマドにおすすめのパンガン島についての画像

美しい白砂のビーチやリゾートで非日常的な体験ができる島です。毎月開催される『フルムーンパーティー』を目当てにやってくるデジタルノマドが多く、バックパッカーのバケーションにも人気です。

小さな島とはいえ、インターネット環境が整ったコワーキングスペースやバンガローもあります。ヨガやウェルネスのリトリート施設もあります。ハイシーズンでなければ、宿泊はリーズナブルでおいしい食事やビーチライフを楽しめるでしょう。

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デジタルノマドがタイで利用できるコワーキングスペース

1. Paper Plane Project(バンコク)

バンコクのBTSトンロー駅直結で行けるT-Oneビル内に位置するコワーキングスペース。高級感のあるビルにあると思いきや店内は大学の図書館のような雰囲気です。窓が全開で涼しいので快適です。午後6時になると、カフェからバーに切り替わります。

営業時間: 午前9時~午後6時(バー深夜1時まで営業中)

料金: ドリンク代(入場料なし)

※支払いはキャッシュレスのみ

2. C.A.M.P(チェンマイ)⁴

チェンマイ市内ニマンへミンに位置するMAYAショッピングセンター5階にあるコワーキングスペース。仕事終わりにフードコートで食事したり、ショッピングができるのは嬉しいポイント。C.A.M.P内にも軽食やドリンクがあります。座席スタイルも豊富なのでクリエイティブパーソンにもおすすめ。店内専用無料WiFiあり。

営業時間:

  • 月~金:午前11時~午後11時
  • 土~日:午前10時~午後22時

料金: ドリンク代 20~95バーツ(約90円~420円)

※入場料なし

3. Yellow Coworking(チェンマイ)⁵

チェンマイにある高速WiFiの広々としたコワーキングスペースでイベントや講座も充実しています。Yellowにはさまざまな種類の座席があり、なんと畳スペースもあります。Skypeブース、ライブ配信用の部屋、シャワールーム、イベントエリアも完備。コーヒーと軽食を提供するカフェもあります。まるでテック系の会社にいるような感覚を味わえます。

営業時間:

  • ビジター:午前9時~午後6時(ウィークリーパスなら24時間)
  • メンバー:無休24時間

料金 :

  • ビジター:1日429バーツ(約1900円)
  • ビジター:ウィークリーパスの場合、週1890バーツ(約8400円)
  • メンバー:月5,990バーツ(約26,000円)

タイでデジタルノマドをするメリット・デメリット

メリットデメリット
  • あらゆる場所で無料WiFiが使える
  • 日本に比べると物価が安く生活費を抑えられる
  • 条件を満たせば配偶者や20歳未満の子どもも同伴ビザを取得可能
  • DTVにより銀行口座開設や賃貸契約の信用度が上がる
  • 日本語対応の病院や銀行がある(バンコク中心)
  • 英語が通じる場所と通じない場所がある
  • 為替レートによって両替に影響が出る
  • DTV取得後はタイの企業で働くための就労許可は取得できない⁶

ノマドビザ申請時の支払いやタイ滞在中の決済をお得に:Wise(ワイズ)

タイでのノマドにおすすめのWise(ワイズ)について画像

タイでデジタルノマドビザを申請後、タイの銀行口座を開設して日本円を送金しようと考える人も多いでしょう。窓口で口座開設するには手間がかかり、円からバーツへの両替も為替レートと手数料によって損失が出ることもあります。

そんなお悩みを解決できるのがWise(ワイズ)です。アプリ内で簡単に円をタイバーツに両替したり、WiseデビッドカードでATMからタイバーツを引き出せます。しかもリアルレートを使用した格安手数料で取引ができます。

タイでWiseを使用するメリットは以下となります。

  • 150+ の国や地域でWiseカードを使った決済が可能
  • 40+種類の通貨でお金を同時に管理でき、いつでも日本円にも両替できる
  • 実際のレート(ミッドマーケットレート)かつわかりやすい手数料でフリーランスでの手取りを最大化できる
  • タイバーツを持っていなくても、手数料が最も安くなる通貨から自動両替・決済

Wise(ワイズ)アカウントを開設して、ノマドビザ申請時の支払いやタイに滞在中に発生する両替・決済をお得に完了しましょう!

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まとめ

今回、タイのデジタルノマドビザの申請方法や必要書類、おすすめの都市やコワーキングスペースについて解説しました。魅力がつまったタイでの生活に向けて、デジタルノマドビザをさっそく申請しましょう。

タイに長期滞在するならWise(ワイズ)アカウントを開設して、お買い物の支払いや海外送金にご利用ください。クライアントからの支払いの受け取りや家賃の送金にも使用できる場合があるので、海外で便利に活用できます。


ソース
  1. Destination Thailand ビザ (DTV)
  2. Destination Thailand Visa (DTV) - สถานกงสุลใหญ่ ณ เมืองฟูกูโอกะ
  3. 在東京タイ王国大使館
  4. キャンプ – クリエイティブ&ミーティングプレイス・ハングアウトカフェ | 【公式】タイ国政府観光庁
  5. イエロー・コワーキング | 【公式】タイ国政府観光庁
  6. DTV Visa Thailand 2025 | Siam Legal International

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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Hikaru Osaka
2025年7月24日 10分で読めます

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